トマト(りんか409)
熊本県 立野農園 立野悟(りゅうのさとる)さん
トマト嫌いにも好かれるトマト
立野さんのトマト(りんか409)を食べた人はその感想をこう言います。
「このトマトはどこのトマト?」
どこで作ったトマトなのかを伝えずにトマトを食べてもらうと、そのように言われるようです。そのくらい美味しいわけです。
しかも、いつもはトマトを食べない、トマト嫌いな方でも……
「立野さんのトマトだけは食べます!」
そう言われるほどの美味しさなんです。
トマト嫌いな人にも一度は試していただきたいトマトです。
立野さんがトマトを作るようになった経緯
立野さんに「どのような経緯でトマトを作るようになったのか」と質問したところ、このように答えてくれました。
「50年ほど前から、もともとは両親がトマトを作っていたんです。
そこに自分は参加するようになって、両親と一緒に農園を経営することになったわけです。
そして、十数年前に両親と共に経営していた農園から独立したんです。
両親から考えると、50年ほどの歴史がありますね」
安心・安全なトマトへのこだわり
他の畑と比べて違う点、特に生産する上で意識していることを聞いてみると、立野さんはこう語りました。
「こだわっているのは安全性ですね。
少しでも減農薬、無農薬につながるように少しでも技術を高めるように意識しています」
そのために、具体的にはどのようなことをしているのですか、と聞いてみると、立野さんは次のように答えました。
「たとえば、水はけの良い団粒化した圃場(畑)を作るために、動物性の排泄物由来の堆肥は使わずに、腐食などの有機物やバチルス菌、光合成細菌などの有効微生物を使っています。
簡単にいうと、先ほど話したとおり、減農薬、無農薬に近づけ、安全性を高めているということです」
味と安全性にこわだったトマトづくり
さらに立野さんのこだわりを質問すると、こんな答えが返ってきました。
「やっぱり、こだわっているのは『味』と先ほども話した『安全性』なんですよね。
具体的には『味』については味が落ちるといわれる抵抗品種を使わないようにしています。
同時に『安全性』ですよね。ここは安心で安全な品質のトマトを作ることにとことんこだわり、細胞方法、生産管理ともに日々改良を重ねています。
とにかく良いと思ったことにはチャレンジするようにもしています」
イノベジについて満足していること
協力企業イノベジについて「満足している点はなんですか?」と確認したところ、立野さんはこう語ります。
「イノベジとの取引は2年目になりますね」
そして、こう続けました。
「本当にうれしいことは自分たちの顔が見える販売をしてくれること。
もう少しいうと、自分がつくった作物がどこで販売されているかわかることですね。
それはやっぱり嬉しいことなんです」