アイコトマト
熊本県 蓑田農園
蓑田智弘(みのだともひろ)さん
「おいしい」とリピーター続出
蓑田さんのアイコトマト。
実際に食べたお客さまからは「おいしい!おいしい!」と声があがり、リピーターになる人が増えています。
さらに大切な人にこの「おいしさ」を味わってほしいと……。
「おいしいから贈答用として贈りたい」
という声もあがるほどの、今、リピーターが増えているアイコトマトです。
食味などを考え、アイコトマトの栽培を始めた
どのような経緯でアイコトマトを作ることになったんですか、と質問したところ。
蓑田さんはこう語り始めました。
「以前はミニトマト(小鈴)を作っていたのです……」
お話を聞いてみると。
もともとはミニトマトを作っていた。そこから味(美味しさ)を中心に品種や収穫量を検討した結果、「アイコトマトが最適だ」と考えて栽培をスタートするようになったということでした。
ちなみに「アイコトマト」とはミニトマトを縦長にした比較的新しい品種。
その名前の由来は天皇陛下の愛娘の愛子さまにちなんでいます。果実の実つきがよく、病気になりにくく、多くの収穫が見込めるのです。
土を使わない栽培方法
他の畑との違いについて、確認したところ。簑田さまはこう語りました。
「違いは……まず土を使わない養液栽培を行っている点です。養液栽培とは『土を使わない栽培方法』のこと。うちの場合はその栽培にヤシガラを使っています。
ヤシガラというのは熱帯地方などで見られるヤシの木になるヤシの実の繊維などで作られたもの。ヤシの実からできているので100%有機物で、廃棄も容易で安全なんです。
この養液栽培では根にストレスをかけることで糖度をあげたりしています」
さらに続けて……。
「さらに土を使って耕す場合は、米ぬか、にがり、海藻成分などを散布することで土そのものを優れた状態にしていき、その結果、糖度と酸味のバランスがとれたアイコトマトが作れるんです」
トマトの成長にバラツキがないように
では、アイコトマトを生産する上で気をつけていることは何なのでしょうか?
そう聞いたところ、蓑田さんはこう語りました。
「素晴らしいアイコトマトを作るため、常にトマトの状態を見ています。しっかり、状態を見ていくことで成長にバラツキがないようにしています。
また、水や肥料のバランスを考え、天候に合わせて灌水(水を与えること)、施肥(肥料を与えること)をしていますね」
イノベジはきちんと対応してくれるから嬉しい
最後に協力会社のイノベジについてどう思いますか、と質問したところ、蓑田さんは答えました。
「イノベジさんは出荷したアイコトマトをきちんと販売してくれるところが本当に嬉しいです。運送の手配をしていただけることもとても出荷が楽(ラク)ですし」
続けて、こう語りました。
「(イノベジさんが)他の業者と違うのは販売先が多いところ。具体的には販売先の企業や店舗が多いところです。それに連絡が密ですし、タイムリーな情報を常にもらえるところも助かっています」