みかん(豊福、青島)
熊本県 岩崎農園 岩崎聡(さとし)さん
甘さと酸っぱさのバランスが絶妙なみかん
熊本県の岩崎農園で「みかん」を育てる岩崎聡(さとし)さん。
岩崎さんのみかんを食べた人は、こんな感想を口にします。
「甘さと酸っぱさのバランスが絶妙で美味しい」
実は岩崎さん自身も、この「バランス」をとても大切にしています。
「みかんは甘さだけでは足りないんです。酸とのバランス。それが大事だと思っています。甘さと酸っぱさのバランスです」

岩崎さんがみかんを作るようになった理由
なぜみかんを作るようになったのか、その理由を岩崎さんに尋ねると、こんな言葉が返ってきました。
「祖父の代の畑を受け継いだことが、この仕事を始めるきっかけでした。そこから畑を作り変えてきました。
具体的には、早生(わせ)や極早生(ごくわせ)を減らし、雑柑などを少しずつ増やしていったんです」
※早生:開花・成熟・結実するまでの期間の短い品種
※極早生:さらに短い品種
※雑柑:温州みかん以外の柑橘
みかんの安全性と恵みにこだわる
生産する上で気をつけていることを尋ねると、岩崎さんはこう語ります。
「安全性と、恵みの多いものを食べてくれる人には届けたいんですよね」
そして続けます。
「うちが他と違うのは、『安全性』のために有機肥料などを使って土作りにこだわっている点です。
それと『恵み』の多いものを作るため、剪定(枝を切ること)をする時に、木の中心にまで太陽の光(太陽の恵み)がたっぷり降り注ぐように工夫しています。
植物は根から大地の恵みを吸収し、太陽の光で光合成することで成長していきます。だからこそ、『土の安全性』と『太陽の恵み』の両方を大切にしながら、育てています」

イノベジに期待しています
岩崎さんは協力企業のイノベジについて、こう語ります。
「まだ取引して間もないので、これからですね」
……と、これからに期待を寄せるような、少し照れくさそうな笑顔で語られていました。



