イチゴ(紅あやね)
熊本県
森口由浩(よしひろ)さん
(株式会社 多幸寿)
一度食べたら、他のイチゴは食べられない
森口さんがつくっているイチゴ(紅あやね)。そのイチゴを食べた人は驚いて言います。
「ふつうのイチゴを5個分くらい濃縮させたような味」
「コクがあってとにかく甘い」
「香りがとても強いので冷蔵庫の奥に隠していたのが主人にバレました」
だから、「このイチゴを食べたら他のイチゴは食べられない」とまで言われているのです。
きっとあなたも森口さんのイチゴを口にしたら、あなたも「他のイチゴは食べられない」と思ってしまうはず。そんな美味しさなんです。
しかも老舗高級ホテルや世界的に有名なシェフと多数取引されているイチゴです。
森口さんがイチゴを作るようになったきっかけは…
森口さんに「どのような経緯でイチゴを作るようになったんですか?」と質問したところ、こう答えてくれました。
「私が幼い頃に一人で勝手にハウスに入ってイチゴを食べていたんですね。
当時は決められた範囲内でありましたけど農薬は使っていて。イチゴを食べてる私を父が見て『(農薬など)このままじゃいけない』と栽培方法を一から見直すようになったんです。
そんな父の想いからスタートし、現在は『未来のある子どもたちに身体に良い食を提供する』ことを理念にイチゴ栽培をするようになったのです」
お父さまの息子への想いからスタートし、今、現在、息子である森口さんが発展させている、それが森口さんのイチゴなのです。
味だけでなく安心にもこだわり
森口さんの畑(ハウス)が他と違う点について質問したところ、次のように答えが返ってきました。
「『味』はもちろんですが、『安心』して食べていただけるイチゴ作りを心がけています。
具体的には化学肥料を使わないようにして、可能な限り農薬を使わないことを基本にしています」
自社開発の有機液肥を使用し、水は電解水素水を与えているということ。
また、「味」については糖度を重視した栽培をしていることもあり、最高糖度は26度の実績もあるということです。
だからこそ、食べた人が「コクがあってとにかく甘い」と言ったりするわけです。
希少性の極めて高いイチゴです
さらに森口さんは語ります。
「糖度が非常に高く、濃厚な味わいが特徴のイチゴです。
ただ、課題もあります。栽培が難しいため、収穫量も少ない品種なのです。そのため、全国の収穫量の0.01%ほどと、市場にほとんど出回ることがない希少価値の高いイチゴです」
希少性の極めて高いイチゴ。ぜひ手に入れて試してみてください。
イノベジについて満足していること
協力企業イノベジとの取引について、森口さんは言います。
「これまでネックだった販売管理や運送手配などを全て対応してもらえる上に、生産者側の要望にもこたえてもらえるので、生産者としては生産(栽培)に専念できます。
味に対しても適正な評価をしてもらいました。味にこだわった生産者としては、『美味しい』と言われることが何より嬉しいです」
さらに続けてこう加えました。
「スピード感が違います。
即決で話が進むし、これまでの業者と比較して駆け引きなしのストレートなところも好感がもてました」